[ プロフィール ]
David Douglas Duncan - デイヴィッド・ダグラス・ダンカン
1916年1月23日カンザス・シティーに生まれる。
1933年アリゾナ大学で考古学を学ぶ。コダックカメラをもらい、犯罪者ジョン・デリンジャーやタクソンのホテル火災を撮影する。
1935-38年マイアミ大学で海洋動物学やダイビングを学ぶ。
1938年ボクシングを始め、ミドル・ウェイト級の試合に40試合以上出場する。
1940-41年ニューヨークのアメリカ自然史博物館によって組織されたマイケル・ラーナー探検隊の公式カメラマンとしてペルーに行く。
1943-46年南太平洋の米軍海兵隊従軍写真記者となり、陸軍中佐として勲功章、飛行十字章、名誉戦傷章を受ける。その写真と軍事的功績によって「伝説的な写真家」と呼ばれるようになる。
1946-56年『ライフ』誌のスタッフとなりイラン(アゼルバイジャン事件)、パレスティナ、ブルガリア、インド、極東などを取材。
1947年リーラ・カンキとカイロで結婚。(1962離婚)
1950年最初に上陸した師団とともに朝鮮戦争の取材開始。海兵隊再搭載時にハンナン・ビーチを離れるまで取材を続ける。「USカメラ」金メダル受賞。
1951年海外プレスクラブ賞受賞。
1956年『ライフ』誌を去り、『コリアーズ』誌に参加。ジョン・グンテルとともにソ連取材。『コリアーズ』がダンカンの写真の掲載を中止したため、そのフィルムは『ライフ』誌に売られる。『サタデー・イブニング・ポスト』にはクレムリン宮の取材記事を掲載。カンヌのピカソ邸を訪ね、この時以来ピカソの日常生活を撮影するようになる。
1962年シーラ・マコウレイと結婚。
1966年『ライフ』誌、ABCテレビ、NBCテレビ等にフリーカメラマンとして参加。
1968年ロバート・キャパ賞金メダル受賞。全米雑誌編集書協会賞受賞。大統領選挙のためのマイアミ・ビーチとシカゴにおける民主党と共和党大会を記録。
1971年カンザス・シティのウィリアム・ロックヒル・ネルソン・ギャラリーで回顧展。
1972年ニューヨークのホイットニー美術館で、写真家として初の個展を開く。
1980年ニューヨークICPにおける「50年代の写真家」展に出展。
1991年「ピカソとジャクリーヌ」清春白樺美術館
1996年「ピカソが一枚の肖像画を描く─ダンカンのカメラがそれを追う」清春白樺美術館
2006年「ピカソとランプ」吉井画廊
「ピカソとランプ」清春白樺美術館